1F岩石ゾーンでは、大きなステゴドンがお出迎え。
玄武洞の歴史や松山博士の大発見、玄武岩の多種多様な姿、山陰海岸の岩石などを展示しています。
玄武洞公園は洞の中に入ることはできませんが、ここでは近くから、玄武洞の作りだす六角柱をご覧いただけます。自然につくられた規則正しい六角形の割れ目は近くから見ても遠くから見ても美しいものです。また入口の映像では四季折々の美しい玄武洞公園の姿をご覧いただけます。
山陰海岸では昔歩いていたゾウの足跡が多く発見されていることにちなみ、全長7.6mの大きなアジアゾウを展示しています。ゾウの足の間をくぐって中から見上げたり2階の吹き抜けから覗いたりと様々な視点からご覧いただけます。山陰海岸で見つかったゾウの歯の化石や足跡化石も展示しています。
奇石ギャラリーでは、地球の活動がつくりだした、花や風景画に見える石を集めています。特に海底火山の噴火によってできた根尾谷(岐阜県)の菊花石は美しく見応えがあります。
2F鉱物ゾーンでは、地球の神秘を教えてくれるさまざまな宝石・鉱物のコレクションがあります。 ここでしか見ることのできない、珍しく美しい鉱物が多く展示されています。美しい音を奏でるカンカン石の楽器やくねくね曲がるこんにゃく石など人気の体験展示もあります。
発見されたときにアメリカ中の話題となった、大きなアマゾナイトの群晶。空のような海のような鮮やかな緑色が印象的です。
デンバーショーの目玉となった、アメリカ・スイートホーム鉱山のインカローズ(菱マンガン鉱)。名前の通り菱形で透き通るローズピンクの結晶です。他にも青森県・北海道で産したバラのつぼみのようなものやパイプ状のもの・光の通る断面など、様々な菱マンガン鉱の姿をご覧いただけます。
光る石のコーナーでは、ボタンを押すと神秘的で不思議な世界が目の前に広がります。ブラックライトを当てると石の種類によって様々な色に光ります。
化石ゾーンでは、大迫力のティラノサウルスやトリケラトプス、翼竜、壁沿いの大型化石展示生命の進化をたどることができます。
「ティンカー」とよばれる、アメリカで発見された子どものティラノサウルスです。長い尾をもち、迫力のある姿を是非ご覧ください。
恐竜のような姿に見えますが、体温調節を帆の部分でするなど、哺乳類により近い機能をもっていたと考えられています。
化石は圧縮され平たい姿で見つかることがほとんどですが、この魚はひれまでピンと立ち、生き生きとした姿で残されています。素晴らしいクリーニングの技術もまたこの標本の魅力を最大限に際立たせています。
杞柳ゾーンでは、伝統的工芸品である「豊岡杞柳細工」の変遷、製作方法や多彩な技術、世界の柳細工などを紹介しています。杞柳細工の原料「コリヤナギ」と籐を使ったかご編み体験もできます。
かご編み体験についてはこちら>>
杞柳ゾーンに飾られているランプシェードは昭和初期に作られた、歴史のある作品です。現在ではこの技術を継ぐ者はいませんが、このランプシェードはあたたかな伝統の灯をともし続けています。
大量の行李を作った昭和初期には、重労働を解決するため、試行錯誤が重ねられ杞柳細工専用の機械が開発されました。皮はぎ機や行李の縁縫いミシンなど、様々な用途の機械があります。
全国的に知られている柳行李は豊岡が発祥の地です。江戸時代の行李から軍用行李、薬行李など、時代や土地に合ったさまざまな行李がつくられました。