石はかたいからずっと何百年も同じ姿だと思っていませんか?実は違うんです。
風化(ふうか)とは、石が水・風・空気などに触れて、だんだんくずれていったり成分がかわったりすること。石は徐々に風化していきます。
くじゃく石(マラカイト)などの二次鉱物(にじこうぶつ)とよばれるなかまは、実は風化によって、銅や鉄の成分が地球規模でさびることでできます。岩絵具に使われるほどカラフル!
風化をしやすいところに着目すると、鉄分が多い環境でできている石だったり、その部分だけ多孔質(こまかい穴がたくさん)だったり…石のつくられた環境がみえてきます。
風化が役立つこともあります。ルビーはとてもかたいので、母岩(鉱物ができている岩の部分)のゾイサイトが先に風化するため、ルビーだけがころころした姿でみつかります。