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「風化」する鉱物(ミニ展示)

2022.10.15

石はかたいからずっと何百年も同じ姿だと思っていませんか?実は違うんです。

風化(ふうか)とは、石が水・風・空気などに触れて、だんだんくずれていったり成分がかわったりすること。石は徐々に風化していきます。

白鉄鉱(はくてっこう)にかわりゆく黄鉄鉱
くじゃく石

くじゃく石(マラカイト)などの二次鉱物(にじこうぶつ)とよばれるなかまは、実は風化によって、銅や鉄の成分が地球規模でさびることでできます。岩絵具に使われるほどカラフル!

トルマリン(奥)、ルビー(手前)

風化をしやすいところに着目すると、鉄分が多い環境でできている石だったり、その部分だけ多孔質(こまかい穴がたくさん)だったり…石のつくられた環境がみえてきます。

風化が役立つこともあります。ルビーはとてもかたいので、母岩(鉱物ができている岩の部分)のゾイサイトが先に風化するため、ルビーだけがころころした姿でみつかります。