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もうすぐ開館50周年!

2026.02.23

玄武洞ミュージアムは前身となる玄武洞資料館開館から、50周年を迎えます!
主な展示は92歳の館長が一代で集めたコレクションです。 今回は、館長と玄武洞ミュージアムについて詳しくお話します。

92歳の誕生日を迎える 田中榮一館長

館長と玄武洞ミュージアム

玄武洞ミュージアムのはじまり

館長は「玄武洞」のある「赤石」という村に生まれ育ちました。

「玄武洞」は国の天然記念物に指定され、江戸時代から多くの観光客が訪れている場所で、日本では「玄武岩」の名前の由来となった地としても有名です。さらに、松山基範博士が玄武洞の玄武岩から南を向く磁石を発見したことで「時代によって地磁気が逆転していた」ことが分かりました。
地球科学の重要な場所として、世界に広く知られています。

館長は、このような場所に生まれたからこそ、玄武洞を訪れる方々に「もっと地球のことを知ってほしい」という熱意で、この博物館をつくりました。

石から広がる世界

はじめは日本や世界各地のさまざまな玄武岩を展示。
そして玄武岩の中の空洞には多種多様な鉱物が生まれること(アメジスト・魚眼石など…)から、地球の作り出す世界の鉱物へと収集は広がっていきました。

地学の知識はすべて独学で、本を読みながら勉強しました。
そして博物館の展示設立にあたって、ドイツやアメリカなど世界各国の博物館を視察しました。
鉱物は、海外の標本が日本に来る機会(ミネラルショーなど)や、ブラジルの日系の方など海外とつながりのある方との関わりによって、大きく珍しい標本を集めることができました。

このように熱心に取り組んでいると、「海外では、地学は大切にされているのに、日本ではなかなか学校でも習えない。ぜひとも地球の歴史についても展示してほしい」という後押しがあり、化石の展示もはじめました。

豊岡杞柳細工については、「この地域に根ざしたものであり、後世に伝統をつないでいきたい」と、地元愛に溢れる館長が兵庫県杞柳製品協同組合の理事長となって積極的に活動。1990年から後継者を育成する教室を開催し、1992年には、豊岡杞柳細工が伝統的工芸品に指定されました。また、館内での展示・かご編み体験による普及活動を行っています。

玄武洞ミュージアムの現在・未来

今は、建て替えて3度目の建物です。
目の前を流れる円山川はよく氾濫します。台風23号の時には、旧館が泥につかるなど、試練を乗り越えてきました。そしてついに2018年、道路が氾濫に耐えられる高さまでかさ上げされることとなり、六角形の5つ並ぶ建物に建て替えを行いました。
リニューアルにあたって、特に「地球の歴史」が一通りわかるよう、ステゴドン・ティラノサウルス・ディメトロドンの全身骨格をはじめ、各時代の有名な化石レプリカをアメリカから取り寄せました。展示面積が広がり、館長の倉庫に眠っていた大きな鉱物などを出すことができ、展示が増えました。

館長の熱意とともにある玄武洞ミュージアム。
これからも魅力的な展示や体験を目指してまいります。

沿革

  • 1971年6月16日     玄武洞公園前の同住所に設立母体である“株式会社玄武洞観光”を設立、レストラン玄武洞を開業
  • 1976年3月25日     “玄武洞資料館”を開設
  • 1983年7月23日     “玄武洞とやなぎの博物館”を開設、日本博物館協会に加盟
  • 1989年4月15日     博物館を増設し“奇石の科学館玄武洞ミュージアム”を開設
  • 1996年7月23日      博物館相当施設に指定
  • 2004年12月22日    “財団法人玄武洞ミュージアム”を設立し、“株式会社玄武洞観光”と分離                    
  • 2010年10月15日    “公益財団法人玄武洞ミュージアム”に移行
  • 2012年3月15日     博物館法による登録博物館 認可
  • 2017年2月          道路のかさ上げ工事に伴い、建替移転
  • 2018年3月24日      新ミュージアム全面リニューアル開館
  • 2026年3月25日 玄武洞ミュージアム開館50周年