玄武洞公園や玄武洞駅の桜も咲いています。
今月の石は桜にそっくりな桜石です。菫青石(きんせいせき)という鉱物の結晶が圧力をうけて雲母などにおきかわってできたもので、3つの結晶がつながって集まることで小さく可憐な桜の花のような形になっています。
この標本は白っぽい姿で、キラキラ輝いています。
ピンク色のかわいらしい桜石もあります。
右上にある岩石が、桜石ができるようす。「粘板岩(ねんばんがん)」という岩石の中にできます。
粘板岩は、身近なところに使われています。カフェで使っているこのお皿も、実は粘板岩。堆積岩が圧力をうけてできたもので、丈夫ながら横方向にはうすくはがれやすくて加工しやすいため、お皿やコースター、瓦、すずりなどに使われています。